秋鮭 その2 ちゃんちゃん焼き
前回、秋鮭を使ったメニューについてご紹介しましたので、今回はちゃんちゃん焼きについてご紹介します。
ちゃんちゃん焼きって
ちゃんちゃん焼きって聞いたことがありますか?
秋鮭を使ったお料理なのですが、なんと漁師さんが浜辺で作ったことが始まりの料理です。
漁から上がったばかりの漁師さんが、体を温めるために作ったということは、ですよ、ざっくりとでいいということですよね。しかも、身体も温まる。なんていいお料理でしょう。
子供の相手で忙しい、時間がない母にとっては心強く感じたものです。
作り方
材料 鮭 4切れ(4人分の場合、1人1切れで用意してください)
キャベツ 1/2個
玉ねぎ 中1個
人参 小1本
エノキ、しめじなど 各1/2パック (どちらかだけでも大丈夫)
塩、コショウ 少々
バター 20g
調味料
味噌 大さじ4
醤油 大さじ2
料理酒 大さじ4
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
作り方
- 下ごしらえをします。鮭に塩コショウをしておきます。小さいお子さんがいる場合は、塩だけです。コショウのピリリとした刺激は、大人にはいいのですが、子供はこれだけで食べてくれなくなります。
- キャベツは、ざく切りにします。大きさの目安は、子供が食べやすい大きさです。お子さんと一緒に手でちぎってもいいですよ。
- 人参は、薄めに切ります。お子さんが人参を食べられるのであれば短冊くらい。苦手な場合は千切りにしちゃいます。
- しめじとえのきだけは石づきをとって食べやすい大きさに切ります。私は2等分ぐらいにしています。
- 玉ねぎは、薄めにスライスします。玉ねぎを切ると目がいたくなるので、切り物をするときは最後にしています。コツとしては、切る前に少しでも冷蔵庫に入れて冷やしておくことです。そうすると、不思議と痛くなりません。
- 調味料はすべて合わせておきます。
- 深さのあるフライパンを用意します。フライパンにバターを入れて中火で熱します。そこに鮭を身の方から入れて焼き色を付け、皮の方にひっくり返して焼きます。
- 皮がある程度焼けたら、鮭の上に野菜を投入していきます。キャベツ、玉ねぎ、人参、しめじ、えのきだけを入れて、調味料を入れてフタをして蒸し焼きにします。中火です。火が強いと焦げてしまうので要注意です。
- 最初は野菜でパンパンのフライパンですが、しばらくすると野菜がしんなりして量が減ってきます。最後に鮭をほぐしたら出来上がりです。
栄養満点
ちゃんちゃん焼きって、要するにフライパン一つで野菜もお魚も食べられるお料理が作れるのです。優秀ですよね。
栄養バランスも良い上に、食べやすい。
お上品に作る場合は、ホイル焼きみたいにすると取り分ける必要もなく簡単に食べられます。
そうはいってもね
そうはいっても、子供がいると食事作るの大変なんですよね。本当に。子供と一緒に帰ってからご飯の準備をするのって至難の業。しかも子供は腹ペコ。
すぐにでも、何かを食べさせないと騒ぐし機嫌が悪くなるし…
私が泣きたいぐらいだよって思いますよね。
だから私は、ちゃんちゃん焼きを作る時でも、もっともっと手抜きをします。
まず、使う鮭ですが、これは骨なし。絶対にです。作るのには関係ないけれど、ほぐすときに困るし、なんといってもね。
子供は少しでも骨が残っていたら、全然食べてくれないの。
骨なしなんて、と言わずにじゃんじゃん使っちゃいましょう。
次に、野菜です。キャベツはそんなに時間はかからないかもしれないけれど、それでも何種類かの野菜を用意して切って。結構大変ですよね。
私はね。キャベツはざく切りにして袋に入れて冷蔵庫保管を良くしています。同じように玉ねぎの薄切りも用意しておくことが多いです。
でも、そんな用意がないと分かっているときは、迷わず、カット野菜です。しかも野菜炒めミックスを買います。ちょっと割高かもしれないけれど、腹ペコの子供の前ではそんなこと言っていられません。早く作って食べさせることが一番大事。
さらに、調味料だって自分で量を測って準備しなくても、利用できるものは利用していいと思っています。なんとちゃんちゃん焼きの調味料も売っているのです。
こうした便利グッズを使うとちゃんちゃん焼きは、なんと3ステップでできてしまうのです。
- フライパンにバターを入れて塩だけ振った秋鮭を入れる
- 両面焼いて焼き色が付いたら、カット野菜を入れるしめじとえのきだけもあれば入れる。調味料を入れてフタをして蒸し焼きにする
- 野菜に火が通ったら、鮭をほぐして盛り付ける
ほら、簡単でしょ。私はいつもこうやって手抜きをしながら、それでもバランスの良い食事を子供と一緒に食べています。
そんなに手抜きして、とかいわれても全然気にしません。だって、私はスーパーマンじゃないから、限りある時間を有効活用してご飯を作り、子供との時間を大切にしていきたいのです。
ぜひお試しください。
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